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SPYD(S&P500 高配当ETF)の魅力について

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皆さん、こんにちわ。

レイトンです。


SPYDは、S&P500のうち配当利回りの高い上位76銘柄を均等に組み入れている(1銘柄約1.25%)高配当ETFの1つであるSPYDについて、紹介して行きたいと思います。


この記事を読むことで次のことが分かります。

・SPYDとはどんなETFなのか

・SPYDの魅力について

・SPYDの購入タイミングについて



米国株が長期投資に向いていることについては、別の記事に書いているので、そちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。


目次

SPYDの概要

SPYDはSPDR®ポートフォリオS&P500®高配当ETF(SPDR Portfolio S&P 500 High ETF)の略称です。

S&P500高配当指数に連動する投資成果を目標としています。


SPYDの概要は下記のとおりです。

  • 設定年は2015年10月22日
  • S&P500の構成銘柄の中で配当利回りが高い79銘柄を均等に組み入れた銘柄で構成をされている
  • 均等加重平均方式(どの銘柄にも均等な比率で投資を行い、時価総額の小さい企業の比率が高くなる)ちなみに前回紹介したVIGは修正時価総額加重平均方式ですね。
  • 純資産額は約52億ドル(日本円で約6,074億円)(2021年12月30日時点)
  • 経費率は0.07%(参考までに同じ高配当銘柄のVYMの経費率は0.06%、HDVは0.08%です)米国の優良ETFは経費率が安いのが魅力的ですね。
  • 直近の分配金(配当金)利回りは1.18%(2021年1月5日時点)
    前年同期比で約79%の減配です。少しネットで騒がれてましたね!(笑)

(参考までに直近の同じ高配当銘柄のVYMの配当利回りは3.35%、HDVは4.16%です)

  • リバランス(銘柄入れ替え)は年2回(1月と7月)



ステートストリートは、バンガードやブラックロックと並んで世界3大資産運用会社の1つです。

そんな世界3大資産運用会社が運用しているETFであるなら、安心して長期投資することができますね。ちなみにゴールドETFのSPDRもステートストリートが運用をしております。


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組み入れ銘柄について

SPYDの組み入れ銘柄数は76銘柄です。(2021年12月30日時点)

SPYDは76銘柄を均等に組み入れており、構成銘柄のトップはファイザー(PFE)で割合は1.71%です。

トップ10には、セクター上位の公益事業、金融、不動産が多く含まれていますね。


銘柄名銘柄コード
(ティッカーシンボル)
割合
1ファイザー株式会社PFE1.71%
2株式会社ブロードコムAVGO1.68%
3シーゲイト・テクノロジー・ホールディングスSTX1.63%
4コメリカ株式会社CMA1.59%
5サイモン・プロパティ・グループ株式会社SPG1.58%
6エクセロン株式会社EXC1.51%
7キーコープKEY1.48%
8株式会社アイアンマウンテンIRM1.48%
9エズイソン・インターナショナルEIX1.47%
10シェブロン株式会社CVX1.45%


セクター比率について

SPYDのセクター比率は下記のとおりです。(2021年12月30日時点)



セクター比率は、公益事業 (Utilities)、金融 (Financials)、不動産 (Real Estate)がトップ3で、この3セクターで約54%を占めていますね。

逆にハイテクと言われる情報技術 (Information Technology)セクターは割合がそこまで多くないですね。

銘柄名割合
1公益事業 (Utilities)18.39%
2金融 (Financials)18.07%
3不動産 (Real Estate)17.18%
4エネルギー (Energy)12.05%
5生活必需品 (Consumer Staples)8.77%
6ヘルスケア (Health Care)6.72%
7コミュニケーション (Communication Services)6.02%
8素材 (Materials)5.92%
9情報技術 (Information Technology)5.90%
10一般消費材 (Consumer Discretionary)0.97%



先日、紹介したVIGでは、セクター割合のトップ3が資本財、一般消費財、ヘルスケアでしたが、SPYDでは、一般消費財、ヘルスケアとも割合が低く、資本財に至ってはSPYDには組み入れられていないセクターですね。


VIGについては、別の記事に書いているので、そちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。

SPYDの分配金(配当金)利回りについて

直近の分配金(配当金)利回りは1.21%(2021年12月時点)です。
分配金(配当金)は、前年同期比だと0.606617から0.127557なので、約79%の減配です。


ただし、2021年12月の分配金(配当金)は前年比約79%の減少ですが、1年単位で見ると前年比約5%の減少です。1四半期のみの分配金(配当金)利回りで右往左往するのではなく、1年単位で確認していくべきであるかと個人的には思っています。



SPYDの特徴について

SPYDの特徴は、下記の2つが挙げられます。

  1. 均等加重平均方式(暴落で大幅減配された銘柄は除外)均等加重平均方式と時価総額加重平均の違いは以下のとおりです。・時価総額加重方式
    ①時価総額を基準に構成比率を決定する
    ②リバランス等の調整が最小限で済む
    ③時価総額の小さい企業の比率は低くなる
    ④割高に評価された株式も多く組み込む・均等加重平均方式
    ①すべての銘柄の比率を同じにする
    ②時価総額の小さい企業の比率が高くなるVOO等は、時価総額の大きさに合わせて構成比率を変えるという加重平均方式です。
  2. リバランスの際に割安な銘柄が多く買われる

    SPYDのリバランスは1月と7月の年2回です。


2020年の新型コロナウイルスの暴落では、SPYDは2月の高値36.24から3月の安値19.21まで53%下落しておりますので、同期間のVOOの35.63%やVIGの32.99%よりも下落率は高いです。相場全体が暴落している時のSPYDの下落率は他のETFよりも高いかもしれません。


SPYDの購入については、2020年3月の新型コロナウイルス等の相場全体が暴落や急落した局面で仕込めれば、分配金(配当金)のインカムゲインだけではなく、株価の上昇によるキャピタルゲインも狙うことができると思います。


ちなみにSPYDの直近の3年のトータルリターンは13.22%、5年のトータルリターンは8.80%となっており、同じ高配当銘柄のVYMの直近の3年のトータルリターンは17.38%、5年のトータルリターンは11.63%、HDVの直近の3年のトータルリターンは11.09%、5年のトータルリターンは8.02%ですので、トータルリターンのみで比較するとVYMが一番良いリターンであるかと思います。

米国株を購入できる証券会社

ちなみに米国株を始めるのであれば、証券会社は楽天証券とSBI証券がおすすめです。

ポイント等の付与や手数料を考えると、現在はSBI証券で開設するのが1番おすすめです。


SBI証券は米国ETFの定期買付サービスがあり、好きな指定日に定期的に米国株や米国ETFを買うことができます。

株を購入する際にはどうしても欲が出てしまうので、余計な意思が介在しないように機械的に買付することができる米国ETFの定期買付はとてもおすすめですね。


口座をまだ開設していない方は、SBI証券の公式サイトへ進んでいただき、開設していただければと思います。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

SPYDは私のポートフォリオの銘柄の1つです。


新型コロナウイルスで相場全体が暴落した後の2020年4月~12月に分散して購入しましたが、大きな暴落局面が今後あれば、追加購入したいと考えております。

・SPYDは、前回紹介したVIG同様に経費率が安く、分散が聞いているので、相場全体が暴落した場面で購入することができれば、分配金(配当金)のインカムゲインだけではなく、株価の上昇によるキャピタルゲイン期待することができます。

・公益事業、金融、不動産の3つのセクターで全体の53%を占めており、金利の変動があった場合に影響を受けやすいセクターにはなりますが、情報技術セクター等のハイテク銘柄が少ないため、QQQやVIGとの相性は良いと個人的には思っています。



SPYDの現在の分配金(配当金)利回り1.18%は、同じ高配当銘柄のVYMやHDVよりも低く、VOOやVIGよりも低い実情です。

ただし、分配金(配当金)の減配は一時的であることも考えられますので、2022年の分配金(配当金)には注目していきたいと思います。

次回はQQQの記事を書く予定です。


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