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【月々安定収入が欲しい方必見!】高配当ETF「QYLD」の魅力を徹底解説

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皆さん、こんにちわ。

レイトンです。


月々安定収入が欲しい方必見!高配当ETF「QYLD」の魅力を徹底解説

高配当を求める投資家にとって、QYLDは外せないETFの一つです。

直近の分配利回りが約13%と非常に高く、安定した収入源として注目されています。


QYLDは、NASDAQ100指数の株式を購入し、同時にNASDAQ100指数の売り建てコールオプションを行う「カバード・コール戦略」を採用しています。

この戦略により、株式の値上がり益に加えて、オプション売却益も得ることを目指します。

しかし、その一方で、株価の上昇幅が制限される可能性があるというデメリットも存在します。


同じNASDAQ100指数に連動するETFであるQQQと比較すると、QYLDは配当収入を重視し、安定性を求める投資家に向いています。

一方、QQQはNASDAQ100の指数に連動し、長期的な成長を期待する投資家に向いています。


この記事を読むことで次のことが分かります。

・QYLDとはどんなETFなのか

・QYLDの魅力について

・QYLDへの投資について


ちなみにQQQの記事は前回書いているので、今回のQYLDと併せて読んでいただけると嬉しいです。


目次

QYLDの概要

QYLDの正式名称は、グローバルX・NASDAQ100・カバード・コール ETF(QYLD)です。


QYLDの概要は下記のとおりです。

  • 設定年は2013年11月12日
  • QYLDの運用会社は、Global X Japan株式会社でGlobal X Management Company, Inc.、株式会社大和証券グループ本社及び大和アセットマネジメント株式会社の合弁会社です。てっきりQQQ関連で米国の資産運用会社かと思っていたら、大和アセットマネジメント株式会社が出資している日本の会社なんですね。
  • カバード・コール戦略で利益を生み出そうとするもので、ナスダック100指数の株式を購入し、対応する同一指数のコール・オプションを売却します

    そもそもカバード・コール戦略って何って言う感じですよね。
    カバード・コール戦略については次の章で書かせていただいています。

  • 純資産額は約63億2,500万ドル(日本円で約7,273億円)(2022年2月11日時点)
  • 経費率は0.60%(参考までに前回紹介したQQQが0.20%、SPYDは0.07%、VYMは0.06%)同じ高配当ETFのSPYDやVYMに比べると少し高いですし、QQQの経費率と比較しても3倍の経費率が掛かりますね。
  • 直近の分配(配当)利回りは13.04%(2022年2月17日時点)
    QQQはどちらかと言うと、分配金を貰うのではなく、株価上昇に伴うリターンを狙っていくETFになりますので、あまり分配金は気にしなくても良いかもしれません。


(参考までに同じ高配当銘柄のVYMの配当利回りは3.35%、HDVは4.16%、SPYDは1.18%です)

ちなみにQYLDの52週間の値動きを見ても下値が19.43ドルで上値が23.06ドルなので値動きはとても少ないですね。

カバード・コール戦略について

さてQYLDはカバード・コール戦略を取っているとのことですが、カバード・コール戦略って具体的にどのようなことなのでしょうか?

ニッセイアセットマネジメント株式会社のページに分かりやすく書いてありましたね。


・カバードコール戦略とは、原資産(株式、債券、通貨など)を保有しつつ、コールオプションを売
る戦略です。保有する原資産について、権利行使価格以上の値上がり益を放棄する対価としてオプ
ションプレミアムを受け取ります。

・コールオプションの買い手が権利を行使した場合、コールオプションの売り手はそのときの価格水
準に関わらず、権利行使価格で原資産を売却しなければなりません。

・カバードコール戦略を行った場合、オプションプレミアムが得られるというメリットがある一方、
原資産の価格上昇による利益は権利行使価格までに限定されるというデメリットがあります。

・カバードコール戦略は原資産の将来の不確実な値上がり益を放棄する代わりに、オプションプレミ
アムの着実な獲得をめざす戦略とも言えます。

カバードコール戦略のメリットとデメリット

メリット:保有する原資産の価格変動に関わらず、オプションプレミアムが得られます。

デメリット:保有する原資産の価格上昇による利益は、権利行使価格までに限定されます。

引用元:ニッセイアセットマネジメント株式会社


つまりQYLDは、NASDAQ100の価格変動に関わらず、分配金(配当金)のインカムゲインを得ることができますが、NASDAQ100の上昇分のキャピタルゲインは得ることができません。そのため、QYLDはQQQのように上昇分のキャピタルゲインはいらず、インカムゲイン前提で購入する銘柄となります。


組み入れ銘柄について

QYLDの組み入れ銘柄数は103銘柄です。(2022年2月17日時点)

QYLDの構成銘柄ですが、トップ8はQQQと同じですが割合が少し異なりますね。


アップル(AAPL)の12.66%、次にマイクロソフト(MSFT)の10.18%、アマゾン(AMZN)7.25%となっており、上位はGAFAM + テスラ(TSLA)が占めておりトップ8の銘柄(GOOGLとGOOGは分けて算出)で全体の48.88%を占めています。QQQと異なり、エヌビディア(NVDA)も4番目に割合が多いですね。

トップ8は、アップル(AAPL)やマイクロソフト(MSFT)、エヌビディア(NVDA)の情報技術、メタ(FB)やアルファベット(GOOGL・GOOG)のコミュニケーション、アマゾン(AMZN)やテスラ(TSLA)の一般消費財のセクターに分かれています。



銘柄名銘柄コード
(ティッカーシンボル)
割合
1アップル株式会社AAPL12.72%
2マイクロソフト株式会社MSFT10.02%
3アマゾン株式会社AMZN7.23%
4テスラ株式会社TSLA4.03%
5株式会社エヌビディアNVDA3.96%
6アルファベット株式会社GOOG3.86%
7アルファベット株式会社GOOGL3.68%
8メタプラットフォーム株式会社FB3.38%
9ブロードコムAVGO1.81%
10シスコ・システムズCSCO1.79%


ちなみにアルファベットは2014年にクラスC株のGOOGと、クラスA株式のGOOGLに分割したため、上場している銘柄が2種類あります。2銘柄の違いは、クラスC株のGOOG株には議決権がなく、クラスA株のGOOGL株には議決権があります。GOOGL株が一般的にGOOG株よりも少し株価が高い理由になっている。


セクター比率について

QYLDの組み入れ銘柄トップ10のセクター比率ですが、情報技術(Information Technology)が2約54%でトップであり、コミュニケーション (Communication Services)が24%、一般消費材 (Consumer Discretionary)が22%でこの3セクターで組み入れ銘柄トップ10を占めています。(2022年2月17日時点)



組み入れ銘柄全体を見ても、QQQ同様にGAFAM等のハイテク銘柄が組み入れられていますので、全体としても情報技術(Information Technology)がコミュニケーション (Communication Services)のセクター割合が高いですね。


分配金(配当金)について

次にQYLDの分配金(配当金)を見ていきましょう。


QYLDの年間での分配金(配当金)推移は次のとおりです。

2018年に2.65026を付けてから2年間は13%、4%と2018年対比で減少していましたが、2021年は2.850545と前年比12%増加で年間で過去最高の分配金(配当金)ですね。


QYLDの分配金ですが、以前に私がブログで紹介したVIGとSPYDの分配金とも比較してみたいと思います

2021年の分配金の総額を比較した時に、QYLDの分配金が一番ですね。毎月配当されているのもすごいですが、分配金総額でもQYLDが1番ですね。



VIGとSPYDと比較してもQYLDの分配金(配当金)総額が高いことが分かりました。

VIGとSPYDについては別記事に書いていますので、是非そちらも併せて読んでいただけると幸いです。



では分配金(配当金)も含めたトータルリターンはどうなのでしょうか。

次はQYLDのトータルリターンについて書いて行きたいと思います。


トータルリターンについて

QYLDの分配金(配当金)が素晴らしいのは分かりました。

しかしながら、株価は設定年からずっと横ばいが続いていますね。



QYLDは超高配当ですが、株価の上昇は期待できません。

ではS&P500に連動したVOOやNASADAQ100指数の値動きに連動するQQQとトータルリターンを比較するとどうなるのでしょうか。


2016年1月~2022年2月までの6年間の分配金(配当金)を含めたVOO、QQQ、VIG、QYLDのトータルリターンの比較です。やはりQQQとVOOのトータルリターンが素晴らしくQYLDはこの4ETFの中では一番悪いですね。


トータルリターンは下記のETF replay.comで調べることができます。


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まとめ

いかがでしたでしょうか。

私はQYLDを持っていないですが、今回ブログの記事を書くことでQYLDについて色々知ることができました。


個人的にはQYLDを購入するのであれば、NASADAQ100指数の値動きに連動するQQQを購入するかなと思っています。

確かに超高配当は魅力的ですが、株価上昇分のリターンを得られないのは辛いところですね。


QYLDを購入する方は下記の点を理解した上で購入するのが良いかもしれません。

・NASADAQ100指数が上昇した際には上昇分の恩恵をあまり得られない。上昇局面ではQQQの方がQYLDよりもトータルリターンは良い。

・NASADAQ100指数が下落又は横ばいが続く局面では分配金(配当金)利回りが高いQYLDの方がQQQよりトータルリターンは良い。

・毎月、分配金(配当金)を得たい人にはおすすめ。


QYLDは分配金(配当金)が毎月貰えることからも株価の上昇によるキャピタルゲインを狙うよりかはインカムゲイン狙いになりますね。毎月インカムゲインが欲しい方にはおすすめかもしれません。

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